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卒FIT後の太陽光発電をどうする!?3つの活用方法について解説

卒FIT後の太陽光発電の活用方法 新規
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こんにちは、こっちーです!
 

2019年より太陽光発電の買取期間10年間が満了して、いわゆる卒FITで余剰電力を今の価格で売ることができなくなります。

10年経過後も余剰電力を単純に電力会社に買い取ってもらうのがよいのか、それとも自家消費を増やすために何か対策したほうがよいのか、そもそもどんな方法があるのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
 
この記事では、卒FIT後の余剰電力の活用について3つの活用方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
 
それではどうぞ!

卒FITについておさらい

卒FITのおさらい

簡単に言うとFITとは「太陽光発電で作った電気を自宅で消費できなかった余剰電力を地域の電力会社に買い取ってもらうこと」です。

 
現在の買取条件(買取単価)から卒業し、その後、売電を継続しても、一般的には買取単価が非常に安くなってしまうため、これまでと同様の売電収入を得ることが難しくなります。

一般家庭に設置されることが多いのは容量10kW未満の太陽光発電で、期間は「10年間」と定められております。
 

【用語】

FIT : Feed-in Tariff

Feed-in は「供給する」、Tariffには「関税、電気などの公共料金の請求方式」などの意味があり、電力を買い取る助成制度のこと。

正式名称は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」です。

 

卒FIT後の3つの活用方法

3つの活用

卒FIT後の余剰電力はどのように活用すればいいのでしょうか。

選択肢は大きく分けて以下の3つです。

 

  1. 今の電力会社への買取をそのまま継続
  2. パネルを増設して買取期間を20年間に
  3. パネルを増設して買取期間を20年間に

 

それぞれの概要とメリット・デメリットを解説していきます。

 
 

1.電力会社への買取をそのまま継続

電力会社

現在買い取りを契約している電力会社(小売電気事業者など)との契約を継続し、これまでと同じように余剰電力を買い取ってもらう方法です。

 

新電力会社(eco電気、出光でんき、ハウスメーカー、等)と契約し買取ってもらうことも可能です。 ただし、いずれにしても買取価格は、FIT適用時より大幅に下がってしまいます。

 

FIT開始時期と買取価格の表 関西エリアを例にとると以下の通り

会社買取単価備考
 関西電力 8円/kWh
 eco電気 10円/kWh指定蓄電池導入時
 出光でんき  10.5円/kWh  idemitsuでんき契約時 
2023年1月時点

 

メリット
  • 追加投資ゼロ(メンテナンス費用除く)
  • これまでと同じ生活スタイル(いままで通り余剰電力を買い取ってもらう)
  • 何もしなければ現在契約している電力会社で自動更新
デメリット
  • 買取単価の減少で売電収益が減少

※新電力会社のほうが買取価格が数円高い傾向にありますが、条件付きであることが多いので確認要です。
  
 

2.パネルを増設して買取期間を20年間に延長

20年

パネルを増設して買取期間を20年にする条件

 

  • 現在、10kw未満(住宅用)の太陽光パネルを搭載している
  • パネル増設後に合計10kWを超える
  • 初期パネルと追加パネルの合計10kW以上の太陽光を「産業用」として申請

例: 2018年に初期パネル 4kw(買取価格26円) + 2023年に追加パネル 7kW の合計11kWを2023年に申請 。2023年の買取価格は10円/kWhで全11kW分のパネルに適用される

 

メリット
  • 将来下がる傾向である買取価格を高めの単価で契約し合計20年間を確定させる
デメリット
  • 初期契約の買取金額よりは減額する
  • 増設するためのパネル購入費用が必要
  • 増設する場所に制約がある場合が多い(屋根のスペース有無, ガレージにパネル設置可否等)

 

現在のパネル容量、卒FITまでの年数(見込み売電収益)、増設費用、増設後の見込み売電収益のバランスによって投資効果が決まるので検討要。

 

 

3.貯めて自家消費を増やす

発電した電気を充電できる電池に貯めることで電力を活用することができます。

 

①蓄電池

電気をためる方法の1つが蓄電池(バッテリー)です。

メリット
  • 蓄電池は昼間に貯めた電気を夜間に使うことができます。
  • 過剰電力買取制度の満期終了後に損しない
  • 災害時に電力を使うことができる。
 蓄電池 電気代イメージ
無し発電した電気を10円/kWhで売って30円/kWhの電気を買う
≒20円/kWhの出費
あり発電した電気を自家消費して電力会社から電気(30円/kWh)を買わない
≒30円/kWhの節約
※2023年の買取価格を10円/kWh、電力会社からの買電価格を30円/kWhとした場合

 

デメリット
  • 初期投資が高い
  • 寿命がある(メンテ、修理、買い替えが必要)

  

②電気自動車

メリット
  • ガソリン代、購入電力量削減
  • 災害時に電力確保が可能(V2Hの場合※)
  • 車として使うことができる
  • 環境にやさしい

【用語】V2Hは(Vehicle To Home)の略で電気自動車の電気を家に送るシステムや仕組みのこと。

 

デメリット
  • ガソリン車よりも高価格
  • 太陽がでて(発電して)いる昼間に車を自宅に停車しておく必要がある
  • インフラが進んでいない

  

  

まとめ

太陽光発電を導入している人なら、早かれ遅かれいつかは卒FIT後の余剰電力をどのように活用するかについて向き合うことになります。

まとめ
  • シンプルにこれまでと同じ要領で売電するのもひとつ
  • 太陽光発電をより効果的に活用するなら、自家消費を最大化する方法を検討する
  • 太陽光の増設 ・蓄電池の導入
  • 電気自動車の購入

などあります。何か気になる活用方法がありましたでしょうか? 少しでも知識の共有になっていたらうれしいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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